真面目と落ち着き
この2つって、一見すごく似ているものに思えませんか?
でも実は、大きく違うんです。
私は、来館した経営層のお客様むけに、自社の体験施設でアテンドや製品・サービスのデモをする仕事をしています。
そろそろ1年が経ちますが、悩みは絶えません。
というのも、これが数値化しにくくて、ゴールのない仕事だから。
だいぶ慣れてきたものの、つい「真面目」が出過ぎてしまうのが、最近(前からですね)の悩みというか、課題と感じています。
そう言って少し砕けた感じにした方がいいかなと、柔らかさを重視してみるも、なんだか違う。
いい塩梅がわかっていないのもありますが、マイナスに作用する方が多くてまた悩むことに。
ですが最近、
「真面目」ではなく、「落ち着き」に方が大切なんだと、気づきました。
この「真面目」と「落ち着き」の違いを書いてみました。
🌿「真面目」とは
👉 ルール・期待に丁寧に応える姿勢。
- 誤りたくない、失礼をしたくない。
- きちんと伝えよう、丁寧にしよう。
- 自分の責任をしっかり果たそう。
というように、「基準に合わせる」「誠実に守る」ことが軸にあります。
とても信頼されやすいけれど、時に緊張感や硬さが出るのもこのタイプ。
🍃「落ち着き」とは
👉 状況を俯瞰して、相手と空気を整える力。
- 相手が話している間に急がない。
- 少し考えてから話す余裕がある。
- 小さなミスや予想外にも動じない。
つまり「自分を守る」より、「場を整える」ほうに意識が向いている状態です。
これは“真面目さの次のステージ”にある印象とも言えます。
「真面目」から「落ち着き」へ自然に移行するための、
3つの実践ステップをお伝えします。
これは“硬さを失わずに柔らかくなる”ための方法です。
🌿① 話し方:「正しく言う」より「整えて届ける」
🔹真面目な人ほど、「間違えないように」「正しい言葉を」と考えます。
でも、経営層は「内容」より伝わる雰囲気を見ています。
💡ポイント:
- 1テンポ置く間を入れる
→ すぐに話し出さず、1秒“呼吸”してから話すと、落ち着きが出ます。 - 語尾のバリエーションを増やす
→ 「〜です」「〜になります」だけでなく、「〜かと思います」「〜という感じです」など、やわらかい余白を持つ言い方も時に◎。 - 声の高さを少し下げてゆっくり
→ 童顔の方の場合、落ち着きは「テンポ」と「音域」で出せます。
🍃② 所作:「気をつける」より「整える」
🔹真面目さが強いと、動きが“かため”になりがちです。
経営層に好印象なのは、丁寧+余裕のある動きです。
💡ポイント:
- 手を体の前で軽く組む、動きは常に「静止→動作→静止」。
- 頷くときは小さく、一呼吸ついてから。
- 相手が笑ったら、すぐ反応せず、0.5秒あとに笑うと品のある間が生まれます。
☁️③ 心の整え方:「評価される」より「場を整える」
🔹真面目な人は“ちゃんとできたか”を自分の内側で評価しがち。
でも落ち着いた人は、“相手が居心地よくいられたか”を外側で感じています。
💡切り替え方:
- デモ前に「私は評価される側ではなく、空気を整える側」と心で唱える。
- ミスをしたら「整え直すチャンス」と思う。
- 終了後は「相手の表情がどうだったか」だけを振り返る
📘まとめると、こんな感じですね👇
| 要素 | 真面目 | 落ち着き |
|---|---|---|
| 目的 | 正確にする | 場を整える |
| 言葉 | 丁寧で慎重 | 丁寧で余裕 |
| 動作 | 正しく | ゆるやかに |
| 評価軸 | 自分 | 相手・空気 |
持ち前の真面目さはそのままに、
いかに「相手目線」で物事を考えたり、行動できるかが、よりよりアテンド・デモにつながると思いました。
悩みが少し晴れてスッキリ!
週明けから、これを意識したいと思います😊


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